- 二人の宿命が交錯する──。
- 小さな町工場の息子・山崎瑛(やまざきあきら)。そして、日本を代表する大手海運会社東海郵船の御曹司・階堂彬(かいどうあきら)。同じ社長の息子同士でも、家柄も育ちもまったく違うふたりは、互いに宿命を背負い、運命に抗って生きてきた。強い信念で道を切り拓いてきた瑛と、自らの意志で人生を選択してきた彬。それぞれの数奇な運命が出会うとき逆境に立ち向かうふたりのアキラの、人生を賭した戦いが始まった──。
書名:アキラとあきら 上
著者名:池井戸 潤
2020年8月20日発売
定価:638円(税込)
文庫判/384ページ
ISBN:978-4-08-744142-0
著者
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。
98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞。
2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を受賞。
主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」「アルルカンと道化師」)、 「下町ロケット」シリーズ(「ガウディ計画」「ゴースト」「ヤタガラス」)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『ノーサイド・ゲーム』『シャイロックの子供たち』などがある。