決定版 マンガだから世界史がおもしろい!! カエサルはルビコン川を渡った!
5000年前、大河のほとりに最古の文明がおこった。メソポタミアのハンムラビ王は、法典をつくり、ナイルの恵みを甘受するエジプトでは、偉大なファラオらが活躍した。その後、アッシリアやペルシアが、オリエントを制覇して世界帝国を築く一方、地中海世界では、ギリシアやローマが興隆した。アレクサンドロス大王やカエサルなど、幾多の英雄たちが、華麗かつ壮大な物語を歴史に刻みつけていく。
決定版 マンガだから世界史がおもしろい!! 劉備と曹操が大暴れ!
古代から文明の先進地域であったインドと中国に、偉大な哲人が現れた。悟りの道を説くブッダと儒教の祖となった孔子の教えは、後代の人々の大きな精神的支柱となっていく。中国では王朝の興亡が続いた。広大な国土を最初に統一した始皇帝の秦、項羽に勝利した劉邦の漢、三国志の英傑らが争い、南北朝、隋を経て、唐が建国される。長安の都は巨大国際都市となり、かつてない繁栄の時代を迎える。
“決定版”マンガだから世界史がおもしろい!! 1077年カノッサの屈辱、勃発!
610年のある夜、アラブの商人ムハンマドは、神の啓示を聞く。イスラー厶創生の瞬間であった。新宗教は人々の心を捕らえ、燎原の火のごとく広がり、早くも8世紀には世界帝国を形成した。一方、ヨーロッパでは、カール大帝がキリスト教の守護者として、西ローマ帝国の帝冠を受けた。イスラー厶世界とキリスト教世界、互いに強烈な個性を放つ文明は、必然的に衝突する。ついに十字軍遠征が始まった。
“決定版”マンガだから世界史がおもしろい!! マゼラン隊、世界一周に成功!
蒼き狼チンギス=ハンは、モンゴル高原に遊牧民の国家を建てた。その没後も国は拡大を続け、中国、イスラーム世界、ヨーロッパにまたがる巨大帝国に成長した。洋の東西は互いを直接知るようになり、人類は外の世界に対する欲望をさらに深めた。かくして多数の冒険家が、未知の世界に挑んだ。マルコ=ポーロはシルク=ロードを踏破し、キャプテン=クックは太平洋を航海した。世界の一体化である。
“決定版”マンガだから世界史がおもしろい!! 1588年、スペインの無敵艦隊が敗れる!
東方貿易は富だけでなく、見失っていた古典知識に北イタリア諸都市を目覚めさせた。ルネサンスをフィレンツェで大きく花開く。レオナルド=ダ=ヴィンチ、ミケランジェロなど天才芸術家たちがのびのび活躍をした。宗教改革が起こり、中世は、ようやく終わろうとしていた。新しい王─イギリス・エリザベス1世、フランス・ルイ14世の絶対王政が近代への扉を押し開けるのだった。
“決定版”マンガだから世界史がおもしろい!! イギリスは世界の工場になった!
永遠のライバル、イギリスとフランス。17世紀、イギリスは暗愚な王と混乱する社会という問題を抱え、国家の危機に瀕していた。反対にフランスは、ブルボン朝のもと、文化の薫りも高く、最強の大国に成長した。しかし、18世紀後半になると、立場は逆転してしまう。産業革命を成しとげ、世界の工場へと躍進するイギリスと、革命のギロチンに怯えるフランス。何が両国の未来を変えたのか?
マンガだから世界史がおもしろい!! フロンティアを求め、拡大するアメリカ!
1776年、アメリカ合衆国独立。国王のいない国、世界最初の成文憲法を持つ国家が誕生した。フロンティアは西へ進み、領土は拡大した。南北戦争の危機を紀越え、リンカンが人民のための政治を高らかにうたった。一方、東洋では偉大な帝王が国家を統べていた。清の乾隆帝は最盛期を築きあげた。しかし、アジアの黄昏は眼前だった。イギリスに植民地支配されていたインドでは、シパーヒーの乱が起きる。
マンガだから世界史がおもしろい!! 人類が経験した初めての総力戦!
19世紀のヨーロッパは、成長する経済と戦争を回避する外交努力によって平和を謳歌していた。1851年のロンドンに始まる万国博覧会は、人々に夢を抱かせた。しかし、20世紀に入ると、植民地支配の強化や「瀕死の病人」オスマン帝国領土の蚕食を図って、列強は帝国主義を強める。1914年バルカン半島で始まった戦争は、短期間の局地戦という予想を裏切り、人類初の世界大戦に発展する。
マンガだから世界史がおもしろい!! 廃墟と化すロンドン・ベルリン・東京!
ロシア革命と中国革命。20世紀最大の事件は、レーニンと毛沢東という革命家の未曾有の情熱に、民衆の巨大なエネルギーが呼応して沸き起こった。社会主義国家建設という壮大な実験が進行する一方で、ヒトラー政権下のドイツがポーランドに侵攻。第二次世界大戦の勃発である。戦火は世界中に拡がった。枢軸国側と連合国側は互いに科学技術を駆使して徹底的に攻撃し合い、史上最悪の惨禍を引き起こす。
マンガだから世界史がおもしろい!! ベルリンの壁を突き崩せ!
ガンジーの「非暴力・不服従」という抵抗運動は宗主国イギリスを追い詰め、インドを独立へと導いていく。大戦後の植民地独立の象徴となった。一方、パレスチナではイスラエル建国がなされ、今に続く紛争が始まった。世界は米ソを軸に二極化し、冷戦のなか、キューバのミサイル基地問題でケネディとフルシチョフは激しく対立。世界は新たな大戦の危機を迎えた。激動の20世紀後半を描く。