図書室
第1回「編集長失格!?」
新宿紀伊國屋さんに突撃!
 閑話休題。
 ということで、記念すべき第1回、紀伊國屋書店新宿本店にお邪魔いたしました。
 迎えてくださったのは、2階文庫売り場の担当をされている片山峻太郎さん。とっても爽やかで、やさしい好青年タイプのシティーボーイです。東京生まれ、20代前半の方です。
 そして、もうお一方、係長の森下直哉さん。とってもイケメンで、知的な印象の方です。ニューヨーク支店勤務の経験がある国際派です。
 唐突ですが、ここからは、インタビュー形式でお送りします。

編集長 「え〜と。初めまして。どうぞ宜しくお願いいたします。さっそくですが、新宿本店の文庫売り場の客層は、どんな感じでしょうか?」
片山さん 「中高年の方、特に男性が多いです。朝はおじいさん、昼休みはサラリーマン、夕方は女性の方、夜になると学生や30代の方といったところです」
編集長 「いちばん忙しい時間帯はありますか?」
森下さん 「お客さまが増えるのは、平日では、お昼休みと夕方6時から7時にかけて。土日祝は、午前中から時間が経つにつれてどんどん増えて、一日中絶え間なくという感じです」
片山さん 「2階の文庫売り場は、ミステリー系の小説、特に警察小説などを多く仕掛けているので、一定のお客さまが付いていると言えます」
森下さん 「ほかには、時代小説のコーナーも出版社別の棚とは別に設けてあります。時代小説ファンの方も多くお見えになります。逆に、1階などで爆発的に売れる啓発本などは、2階ではあまり動かなかったりします」
編集長 「なるほど、なるほど。それはおもしろいですね。ところで、情報によれば、作家の方も頻繁に来られるとか?」(情報といっても、新宿在住の私メの受け売りじゃないですか、編集長!)
片山さん 「確かに」(とニッコリされた笑顔がとっても素敵です)
編集長 「どなたですか?」(お名前を出すのは控えたほうが……と袖を引っ張ると)「はあ、あの、お名前はともかく、そういう場合はどう対応されるのですか?」
森下さん 「そ、そうですよね。………。こちらのお店は、よく待ち合わせ場所に使われている常連の方も多いとか、聞きますが?」
片山さん 「そういうお客さまも多いかもしれません」
森下さん 「売り場のスタッフの名前まで熟知されている、常連のお客さまもおられます」
編集長 「なるほど、なるほど。ところで、毎月の新刊など、どういう基準で並べていらっしゃるのですか? 基本的に、部数の多いものが中心になるとは思いますが……。独自の売り場作りの尺度というようなものは?」
片山さん 「各担当のセンスに任されています。売れそう! 売りたい! と思うものを中心に考えます。POP、帯、カバー裏の内容紹介文、特にその紹介文の最後の1行とか、大事だと思います。おっ、これは売れそう! と感じさせてくれるような作りの本をメインにしようと思っています」
編集長 「ふむ、ふむ。勉強になります」
片山さん 「それに、売りやすい文庫というのもあります。やはり、著者のネームバリューは大きいです。例えば、東野圭吾さんとか、伊坂幸太郎さんとか。ほかに、文学賞の受賞作や映画化といったフックがあると、売りやすいです」
左から片山峻太郎さん、森下直哉さん。貴重なご意見をありがとうございました。
左から片山峻太郎さん、森下直哉さん。
貴重なご意見をありがとうございました。


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第3回「編集長の器?」
書店界のランランこと、明正堂アトレ上野店の増山さんを訪ねての巻
第2回「編集長はインタビューが苦手!?」
「聖地」浜松町のブックストア談さんの巻
第1回「編集長失格!?」
新宿紀伊國屋さんに突撃!