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最新!世界の常識検定

サイバーセキュリティにくわしい小説家・一田和樹が出題する、ネット時代の新常識クイズ第10問!
「we are social」がとりまとめた『DIGITAL2020』では43カ国のインターネット利用時間ランキングを公開しています。日本の1日当たりのネット平均利用時間は世界の第何位でしょうか? なお、北朝鮮などネットアクセスが制限されている国は43カ国には含まれていません。


「we are social」がとりまとめた『DIGITAL2020』の16歳から64歳までの1日当たりのインターネット利用時間ランキングによると、日本は4時間22分で世界平均の6時間43分を大きく下回り、調査対象国の中で最下位となっている。ちなみに下位5位は下記の5カ国である。日本をのぞくと全てヨーロッパとなっている。

  • 43位(最下位) 日本 4時間22分
  • 42位 オランダ 4時間37分
  • 41位 ドイツ 4時間52分
  • 40位 デンマーク 5時間7分
  • 39位 フランス 5時間8分

上位は下記の5カ国である。

  • 1位 フィリピン 9時間45分
  • 2位 南アフリカ 9時間22分
  • 3位 ブラジル 9時間17分
  • 4位 コロンビア 9時間10分
  • 5位 タイ 9時間01分

インターネット利用時間上位に欧米諸国が入っておらず、に驚く方もいると思うが、この傾向は6位以下も同じである。現在、世界でより長い時間、日常的にインターネットを利用しているのは東南アジアやアフリカ、ラテンアメリカの国々なのである。インターネット利用時間が多そうに思えるアメリカですら世界平均を下回る6時間42分で世界20位なのだ。

ただし、ネット利用時間が少ないからといって、ネットが社会に及ぼす影響力が低いとは限らない。マスメディアがネットのトレンドを紹介する頻度は増えており、ネットのトレンドが他のメディアに広がる動きも増えている。また産業のインフラとしても機能しており、日常生活への影響力は大きい。こうした一般利用者からは見えにくいインターネットの影響についても、このクイズでのちに紹介したいと思う。


参考
DIGITAL2020(2020年1月30日、we are social)
https://wearesocial.com/blog/2020/01/digital-2020-3-8-billion-people-use-social-media
「平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」(2018年、総務省情報通信政策研究所)

プロフィール

一田和樹(いちだ かずき) 東京生まれ。経営コンサルタント会社社長、IT企業の常務取締役などを歴任後、2006年に退任。
10年、「檻の中の少女」 で島田荘司選 第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞し、デビュー。
著書に『女子高生ハッカー鈴木沙穂梨と0.02ミリの冒険』『天才ハッカー安部響子と五分間の相棒』『キリストゲーム』『絶望トレジャー』など。
http://www.ichida-kazuki.com/ Twitter:@K_Ichida

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