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最新!世界の常識検定

サイバーセキュリティにくわしい小説家・一田和樹が出題する、ネット時代の新常識クイズ第11問!
世界でもっとも使われているSNS=フェイスブックの利用者は世界中にいます。今回はその利用者についてのクイズです。


2020年第一四半期のフェイスブック社の投資家向け資料(https://investor.fb.com/financials/)によれば、フェイスブックの日間アクティブユーザー(DAUs、Daily Active Users)は17億人、月間アクティブユーザー(MAUs、Monthly Active Users)は26億人となっている。このうち、北米とヨーロッパの利用者は合わせてDAUsが5億人で28%、MAUsが6億人で25%となっており、いずれも30%を下回っている。
言葉を換えるとアジア太平洋、ラテンアメリカ、アフリカが利用者全体の70%を占めているのである。利用者の割合に関して言えばフェイスブックはもはや欧米のSNSではない。
念のために申し上げておくと、これはコロナ禍のために起きた現象ではない。2年前の2018年第一四半期の段階で北米とヨーロッパの利用者はDAUsが4億人で32%、MAUsが6億人で28%だった。その割合はじょじょに減少している。
数字を見てわかるように欧米での利用者が減っているわけではない。北米とヨーロッパのDAUsは4億人から5億人に増加、MAUsは6億人で横ばいである。その他の地域の利用者の増加のペースが速いのだ。2018年第一四半期における全体のDAUsは14億人、2020年第一四半期は17億人。増加した3億人のうち2億人は欧米以外の地区ということになる。

2020年第一四半期のフェイスブック社の投資家向け資料
https://investor.fb.com/financials/

プロフィール

一田和樹(いちだ かずき) 東京生まれ。経営コンサルタント会社社長、IT企業の常務取締役などを歴任後、2006年に退任。
10年、「檻の中の少女」 で島田荘司選 第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞し、デビュー。
著書に『女子高生ハッカー鈴木沙穂梨と0.02ミリの冒険』『天才ハッカー安部響子と五分間の相棒』『キリストゲーム』『絶望トレジャー』など。
http://www.ichida-kazuki.com/ Twitter:@K_Ichida

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