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最新!世界の常識検定

サイバーセキュリティにくわしい小説家・一田和樹が出題する、ネット時代の新常識クイズ第21問!
日本におけるネットニュースへの信頼度と利用度に関するクイズです。


最近発売された『アフターソーシャルメディア 多すぎる情報といかに付き合うか』(日経BP、2020年6月29日)によると、ネットニュースの利用者はメディアの信頼度が低くても利用していることがわかった。
ネットニュースは、Yahoo!ニュース等の ニュースアプリ、SNS、YouTube等の動画サイトについて回答を得ており、ニュースアプリは信頼度が44%で利用度は53%、SNSは信頼度が14%で利用度が28%、You Tubeは信頼度が13%で利用度が39%となっており、利用度に比べて信頼度が低いことがわかった。
これに対してテレビのNHKニュースは信頼度が80%で利用度が72%、新聞は信頼度が77%で利用度が59%と信頼度が利用度を上回る結果となっていた。
利用している理由を訊(たず)ねた質問では、「無料だから」「使いやすいから」「さまざまなメディアによる情報をまとめて見ることができるから」が多く、若年層では「使いやすいから」が過半数を占めた。「正確な情報を知ることができるから」は10%未満だった。

ニュースが信頼できなくても利用する傾向はアメリカのPew Research Centerの調査でも明らかになっており、日本に限らず世界的な傾向となっている可能性がある。


『アフターソーシャルメディア 多すぎる情報といかに付き合うか』(日経BP、2020年6月29日)
Americans Are Wary of the Role Social Media Sites Play in Delivering the News(2019
年10月2日、Pew Research Center)
https://www.journalism.org/2019/10/02/americans-are-wary-of-the-role-social-media-sites-play-in-delivering-the-news/

プロフィール

一田和樹(いちだ かずき) 東京生まれ。経営コンサルタント会社社長、IT企業の常務取締役などを歴任後、2006年に退任。
10年、「檻の中の少女」 で島田荘司選 第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞し、デビュー。
著書に『女子高生ハッカー鈴木沙穂梨と0.02ミリの冒険』『天才ハッカー安部響子と五分間の相棒』『キリストゲーム』『絶望トレジャー』など。
http://www.ichida-kazuki.com/ Twitter:@K_Ichida

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