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連載
空間散歩
Illustration by 米山公啓
「脳がいきいき空間散歩」第1回 米山公啓
1)ザ・コンランショップカフェにて
・空間体験が脳を刺激する
 物忘れがひどくなった脳、アイデアが浮かばなくなった脳、みなさん悩み多い脳をお持ちである。
 最近の脳科学によれば「脳を活性化したければ、新しいことをやりなさい」ということがはっきりしてきた。新しい体験をすることで、脳を刺激して、新しい脳神経回路を作ろうというわけだ。
 そうは言っても、同じ時間に起きて、同じ電車に乗り、同じ仲間と食事をしている生活は、だるく、変化の乏しい日々だ。
 そんな日常で、そうそう脳を刺激できるような体験はない。新幹線に乗っても、脳を刺激するような美女美男が隣の席に座る確率は、きっと宝くじで3億円当たるより低い。世の中、そう簡単に新しい体験ができないからこそ、脳がだんだん衰えてしまうわけだ。
 脳を刺激するためには、旅行がいいことはわかっているが、これもそうそう毎日海外旅行というわけにもいかない。
 身近な場所、あなたも行けるところで、脳を刺激し、脳を磨き、さらに若さを保つ脳にしようというのが、今回の空間体験エッセイである。
 空間体験などというと大げさであるが、まあ、だだっ広いところに、ひとりぽつんといる状況を想像してもらいたい。
 そこでは、不安もあるだろうが、妙にワクワク感もあるはずだ。新しい空間は私たちの脳を刺激して、なんらかの体験として記憶に残してくれるはずだ。ただし、そこで自分なりの視点、どこをどう感じればいいのか、ということを私の空間体験を通して、知ってもらえればと思う。
 毎日入っている風呂場でも考えようによっては、未知の体験ゾーンにすることも可能であるし、それが脳刺激というものだ。

コンランカフェ内部。印象的なブルーのイス。
コンランカフェ内部。印象的なブルーのイス。


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〈プロフィール〉
1952年山梨県生まれ。聖マリアンナ医科大学卒。同大学第二内科助教授を経て作家に転身。医学博士。専門は神経内科。著書に「使命を忘れた医者たち」「医者がぼけた母親を介護する時」「もの忘れを防ぐ28の方法」等著書多数。
著者ホームページ
http://yoneyone.com

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第40回
最終回に来たところ
第39回
新しい客船
第38回
ロンドンを脳に入れる
第37回
東京湾を眺める
第36回
林の中の切り取られた空間「中村キース・ヘリング美術館」
第35回
山手トンネルウォーク「日本はこれでいいのか?」
第34回
グラバー園
第33回
都会の中で静けさに包まれる
第32回
天地がひっくり返る場所
第31回
内子町雪中行軍
第30回
日本一の庭園
第29回
古城は時間移動装置
第28回
ホテルの部屋という空間
第27回
氷の世界
第26回
畑の真ん中で雲を見る
第25回
外国船という別世界
第24回
山を読む
第23回
長崎・五島列島の桐教会
第22回
軍艦島波高し
第21回
客船の海上空間体験
第20回
名園は多くを語らず 栗林公園
第19回
高鍋の巨大石仏
第18回
モエレ沼公園
第17回
世界で一番美しい美術館
第16回
美術館を見に行く
第15回
夢の楽園 ボラボラ島
第14回
帆船で時空間の旅
第13回
ジンガロの空間を観る
第12回
駅で何が見えるのか
第11回
都会の中の空中庭園
第10回
タイムトラベルで明治に戻る
第9回
トンネルの向こうに明日がある 大日影(おおひかげ)トンネル遊歩道
第8回
仙台 地底の森ミュージアム
第7回
ベッドルームの空間解放
第6回
東京ディズニーランドホテル
第5回
森と湖に囲まれて 神山コテージ
第4回
陸橋の上から道路を眺める
第3回
直島(なおしま)にて
第2回
お風呂の空間演出で脳が広がる
第1回
ザ・コンランショップカフェにて
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