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連載
空間散歩
Illustration by 米山公啓
「脳がいきいき空間散歩」第7回 米山公啓
・満天の星
ホームスターPRO こんなに小さい。
ホームスターPRO こんなに小さい。

 家庭用プラネタリウムはすごいぞ、という話をだれに聞いたか忘れたが、すごいらしいということは知っていた。
 ネットの通販で検索し、一番最初に出てきた家庭用のプラネタリウム「ホームスターPRO(プロ)」(セガトイズ)を注文してみた。
 プラネタリウムというと、高校生のころ、デートで渋谷の駅前にあるビルのプラネタリウムに何度か行ったことがあった。なんといっても、暗くなる場所は男にとっては魅力的な所だった。といっても何があったわけではなく、二人で暗闇の中にいるドキドキ感がよかったのだろう。かわいいものでした。
 大学病院の医局にいるころ、富士山麓に別荘もどきを持っていた。小学生の娘の情操教育と思い、深夜、寒い中ダウンを着込んで、星空を見せたことがあった。真っ暗な闇の中に星が信じられないほど輝いていて、しばらく見ていると、流れ星が見えた。
 そんな時もあったが、いまや都会の中に暮らすと、あまりに周囲が明るいので、夜空の星など数えるくらいしか見えないし、深夜夜空を眺めることもしなくなった。
 まったく別の話だが、UFO番組で有名な矢追ディレクターが、みんなに夢を持って空を眺めて欲しかったから、UFO番組を作ったのだと語っていた。なるほどそこまで考えていたのかと納得できた。
 数年前に行ったボラボラ島クルーズで、南の島で眺めた、まさに満天の輝く星がすごかった。
 注文して数日後に届いた「ホームスターPRO」は、セガトイズのホームぺージによれば、世界初の光学式家庭用プラネタリウムだそうだ。人間の肉眼で見える数千個の星どころか、約1万の星を投影できるという。
 約12分間で全天が一周する日周運動機能がついていて、15・30・60分で自動電源オフとなるタイマー機能もある。
 私は解説書を読まないで新しいメカをいじるのが趣味のようなもので、いつものように説明書を読まないで届いたプラネタリウムをセットする。
 小さな星空がプリントされたディスクをCDプレイヤーにCDを挿入する感じでセットする。こんなもので本当に星空が出てくるのか疑惑はむしろ本体を見て深くなった。


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〈プロフィール〉
1952年山梨県生まれ。聖マリアンナ医科大学卒。同大学第二内科助教授を経て作家に転身。医学博士。専門は神経内科。著書に「使命を忘れた医者たち」「医者がぼけた母親を介護する時」「もの忘れを防ぐ28の方法」等著書多数。
著者ホームページ
http://yoneyone.com

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最終回に来たところ
第39回
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第37回
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第36回
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第2回
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