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10)タイムトラベルで明治に戻る |
日本の古い家屋は木造であるから、保存がなかなか大変である。そのせいもあってか、建築物の保存ということに、それほど日本人は興味がないように思える。
銀座にある歌舞伎座が取り壊され、近代的なビルに建て替えられるというが、あんな素敵な建物が壊されることに、それほど反対運動もなかったことが不思議でならない。
ヨーロッパへ行けば、石でできているとはいえ300年前の家を普通に使っているし、保存することが当然のようになっている。日本に古い建物が残っていないのは、空襲や火災などが原因でなくなってしまっただけではなく、保存していく意識があまりなかったからだろう。
だから日本で明治時代の建物を探すとなると、なかなか難しい。さらにその古い建物に泊まるとなれば、そうそうできることではない。今回はそんな明治時代の建物に泊まる、タイムトラベルというわけだ。 |
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なぜか気分は勤皇の志士。 |
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〈プロフィール〉 |
1952年山梨県生まれ。聖マリアンナ医科大学卒。同大学第二内科助教授を経て作家に転身。医学博士。専門は神経内科。著書に「使命を忘れた医者たち」「医者がぼけた母親を介護する時」「もの忘れを防ぐ28の方法」等著書多数。
著者ホームページ
http://yoneyone.com |
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