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36)林の中の切り取られた空間「中村キース・ヘリング美術館」 |
絵画は好きな私であるが、いままではそれほど積極的に美術館を訪れていなかった。しかし、この「空間散歩」の連載を始めてから、日本中にいろいろな美術館があって、その美術館自体が、作品となっているところが多いことに気が付いた。
有名なところで、建築家の妹島和世氏と西沢立衛氏の設計による金沢21世紀美術館や安藤忠雄氏の設計による香川県直島の地中美術館がある。
美術館に展示してある作品を見にいくのではなく、建物そのものを鑑賞する、そんなこともありうるわけだ。
そして、今回はたまたまそういうことになってしまった。
我がふるさとである山梨にキース・ヘリングの美術館があるのは知っていたが、なかなか行けるチャンスがなかった。
原稿書きに追われる合間をぬって、でかけることにした。
曇天の中、中央高速の小淵沢のインターで降りて、林の中を走っていくと、すぐに中村キース・ヘリング美術館の看板らしきものが立っている。
ひと目でキース・ヘリングのデザインとわかる犬の絵が看板となっていた。 |
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キース・へリング風ドクター。 |
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〈プロフィール〉 |
1952年山梨県生まれ。聖マリアンナ医科大学卒。同大学第二内科助教授を経て作家に転身。医学博士。専門は神経内科。著書に「使命を忘れた医者たち」「医者がぼけた母親を介護する時」「もの忘れを防ぐ28の方法」等著書多数。
著者ホームページ
http://yoneyone.com |
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