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38)ロンドンを脳に入れる |
ロンドンといえば、脳科学に興味のある人なら知っている、ロンドン大学のエレノア・マグアイナー博士の有名な研究がある。
ロンドン・タクシーのベテランドライバーと新米ドライバーの海馬を比較したら、ベテランドライバーの海馬は、新米ドライバーの海馬より大きかったというものだ。
これは歳をとっても神経細胞が新しく作られていることの証明として有名な研究である。
なぜロンドン・タクシーかと言えば、ロンドンは道が複雑で、それをしっかり覚えないとドライバーの試験に合格しないというからだ。
脳は年齢に関係なく、使うほど進化していくということの証明である。
クルーズの取材の仕事で、出港の2日前にロンドンに入り、時間に余裕があったので、ロンドンという街をしっかり脳に入れるにはどうすればいいのか考え、挑戦してみた。 |
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脳に地図を描く。 |
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〈プロフィール〉 |
1952年山梨県生まれ。聖マリアンナ医科大学卒。同大学第二内科助教授を経て作家に転身。医学博士。専門は神経内科。著書に「使命を忘れた医者たち」「医者がぼけた母親を介護する時」「もの忘れを防ぐ28の方法」等著書多数。
著者ホームページ
http://yoneyone.com |
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