今日も町のごはん屋さんで笑って、泣いて、食べよう。 本日のメニューは。 行成薫

笑って泣ける、
美味しい5つの物語!

入院中の父に中華そばを出前したい二人の子どもと、変わり者の大人たちが起こした奇跡(「四分間出前大作戦」)。マズメシ母に悩まされる女子高生と、おむすび屋の女性店主の愛情(「おむすび狂詩曲」)。底なし大食い男の葛藤と、デカ盛り定食を作り続ける頑固親父の秘めた過去(「闘え! マンプク食堂」)。熱々の美味しい料理と、それを取り巻く人間ドラマに食欲も涙腺も刺激される、5つの極上の物語。

本日のメニューは。

装画&本文イラストは、
『あやぶた食堂』や『ド丼パ!』などが大人気のイラストレーター、杏耶さんです!

2019年10月18日発売
定価:本体580円+税
カバーデザイン:高橋健二(テラエンジン)
イラストレーション:杏耶
ISBN:978-4-08-744041-6

  • 「四分間出前大作戦」の
    昔ながらの中華そば
    入院中の父親に、中華そばを出前したい! 子どもたちの願いは叶うのか?
  • 「おむすび狂詩曲ラプソディ」の
    おふくろの味のおむすび
    マズメシ母に悩む女子高生・ひかりの楽しみは、通学途中にあるおむすび屋さんで食べる朝ごはんで……。
  • 「闘え! マンプク食堂」の
    熱々デカ盛り定食
    頑固にデカ盛り定食を作り続ける店主には、秘めた過去があった──。
  • 「或る洋食屋の一日」の
    老舗のビーフシチュー
    跡継ぎのいない、老舗洋食屋。店を営む夫婦の、閉店最後の一日。
  • 「ロコ・モーション」の
    究極のロコモコ
    キッチンカーでロコモコを売る! 若い夫婦の挑戦の結果は……?

【著者】

行成薫(ゆきなり・かおる)
1979年生まれ。宮城県仙台市出身。東北学院大学教養学部卒業。2012年『名も無き世界のエンドロール』(『マチルダ』改題)で第25回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。著書に『僕らだって扉くらい開けられる』『廃園日和』『ストロング・スタイル』『怪盗インビジブル』など。