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佐藤さくら・著『波の鼓動と風の歌』作品紹介


いよいよ9月20日、文庫書き下ろしの傑作冒険ファンタジー、
『波の鼓動と風の歌』が刊行されます。
やっと! やっと皆さまにお披露目できるのが嬉しくてたまりません!
初めて原稿を読んだとき、
この作品に巡り合えた感動で胸がいっぱいになりました。

利害で結ばれた少年少女の間に芽吹く、ほのかな友情。
翠竜や天黒馬が空を飛び交い、星の海が燦然と輝く美しい光景。
命懸けの冒険の末に辿りつく、秘められた世界の真実。
その秘密を巡って、人々が織りなす壮大な人間ドラマ。

……もうこの作品の素晴らしさは挙げだしたらキリがないのですが、
一番は「運命は、自分で選び取ることができる」という、
その強烈で強力なメッセージでしょうか。

自分の運命を呪いながらも、しょうがないと諦めていた主人公・ナギ。
他人に運命づけられた人生を、当たり前と思い込んでいた少年・サージェ。
そんな二人が、ともに旅をするなかで
少しずつ運命を切り開いていく姿に、否応なく胸が熱くなります。
この感動を、熱をあなたと分かち合いたいです! よろしくお願いします!

(担当編集・S)

お知らせ

2023.12.15 第10回「いきなり文庫! グランプリ」優秀作ノミネート

2023.12.8 2023年「北上次郎オリジナル文庫大賞」受賞!!

2023.10.20 PR誌「青春と読書」に北村浩子さんから書評をご寄稿いただきました。

2023.10.7 日本経済新聞に本書が取り上げられました。
2023.9.20 『波の鼓動と風の歌』発売
2023.9.19 『波の鼓動と風の歌』作品紹介ページ公開。

内容紹介

湖に転落した女子高生のナギは、人と獣の「まじりもの」の姿で目覚める。
岩牢に囚われた彼女を救ったのは、紺碧の瞳をした少年。
元の生活に戻ることを願い、共に都を目指すが……。
煌めく星の海。空を翔ける翠竜。
美しい異境の地には、恐るべき“秘密”が眠っていた。
交錯する人々の思惑は、やがて国の存亡を懸けた戦いに発展し――。
その時、ナギが選び取る運命とは。魂震える、冒険ファンタジー。

登場人物紹介

イラスト:山月まり

来島凪(ナギ)
教室の隅っこでひっそりと生きてきた高校3年生の女の子。
「別世界に行ってしまいたい」と願っていたら、
人と獣の"まじりもの"の姿で、サライに迷い込んでしまう。
サージェ
サライのかつての王様の生まれ変わりを名乗る少年。
それゆえ(?)、12歳とは思えない尊大な振る舞いもするが、
人々から忌み嫌われる"まじりもの"のナギにも
臆しないあたり、肝が据わっているらしい。

サライの地図

デザイン:今井秀之

元の生活に戻りたいナギ、ある使命を胸に秘めたサージェ。
目的地を同じくする二人は、遥か西の都・サライをともに目指す――!

サライに眠る謎は、既にこの地図から始まっている……!
【ヒント】この島は"星の海"で囲まれています

応援コメント続々!

(敬称略)

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著者紹介

佐藤さくら(さとう・さくら)
福岡県生まれ。2015年『魔導の系譜』で第1回創元ファンタジイ新人賞の優秀賞を受賞し、デビュー。同作はコミカライズも果たし、本格ファンタジーの書き手として一躍注目を集める。著書に、「真理の織り手」シリーズ、「千蔵呪物目録」シリーズがある。


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