「…それはともかく、きょうでも、あしたでも、あさってでもいいですから、体の震えがとまって、よだれが引いたと思ったら、イサベッラが店で仕事をおえる時間に、どこかすてきな場所にお茶に誘ってあげるんですよ。…“四匹の猫”あたりがいいと思いますね。あそこは、すこしケチくさい店で、電気代を節約するのに灯りを暗くしていますから、こういう場合は、かえって都合がいい。…」

第二幕 不滅の光 下巻/P71