担当者からのオススメ!

Recommendation

なべどんオススメの本 『文庫版 書楼弔堂 破曉』 京極夏彦 著
なべどんオススメの本

作品制作・写真/金沢和寛


今回オススメするのは「書楼弔堂シリーズ」の第一弾である『文庫版 書楼弔堂 破曉』です。
明治二十年代の半ば。街のはずれにひっそりと居を構える古書店が物語の舞台。六つの短編で構成されていて、人生に迷った各編の登場人物が、導かれるようにその古書店「書楼弔堂」を訪れます。その主人曰く、「本は内容に価値があるのではございません。読むと云う行いに因って、読む人の中に何かが立ち上がる――そちらの方に価値があるのでございます」。所狭しと並べられた書物の中から己のための一冊を求めて〈探書〉し、その出合いによって迷える者たちは目の前にあった霧が晴れていきます。
ネタバレになるので各編の迷える者たちを具体的に書けないのが残念ですが、時代もジャンルも幅広く、読みごたえがあります。誰か予想しながら読むのも楽しいですし、正体が明かされたあとに、あらためて一から読み返して二倍楽しめるのも嬉しいポイント。本好きには特に読んでほしい一冊です。ぜひ手にとってみてください。

プロフィール
  • 宣伝担当 なべどん
  • 本と野球を愛する宣伝担当。しかし最近は子育てに追われてどちらの時間もあまりとれないのが悩みの種。
  • 好きな本のジャンルは特になし。ファンタジー、ミステリー、恋愛、日常など面白ければなんでも好き。電車の中で本を読んでいる人を見ると嬉しくてニヤニヤしてしまう。
過去のオススメ!
  • 2021.9.17new 文庫版 書楼弔堂 破曉 京極夏彦 著
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