45th 集英社文庫

あの人の集英社文庫

あの人も、この人も、集英社文庫と同い年。
1977〜78年生まれの著名人がオススメする、とっておきの一冊。
なるほど納得なチョイスも、意外な読書遍歴も。読書は人を作る。
気になるあの人が、あなたを素敵な世界に誘います。

  • 漢方小説

    中島たい子

    購入はこちら

    撮影：若木信吾

    『漢方小説』小説の在り方

    書評はこちら

    ■西加奈子氏プロフィール
    １９７７年イラン・テヘラン生まれ。２００７年「通天閣」で織田作之助賞、２０１３年「ふくわらい」で河合隼雄物語賞、２０１５年「サラバ！」で直木賞受賞。近著は「くもをさがす」

  • 神々の山嶺

    夢枕獏

    購入はこちら

    『神々の山嶺』いつかはエヴェレストに……

    書評はこちら

    ■金子貴俊氏プロフィール
    1978年１月17日　東京生まれ。俳優、タレント。1997年TBS系列ドラマ「いちばん大切な人」でデビュー、2001年映画「ウォーターボーイズ」で脚光を浴びる。俳優としてドラマ・映画・舞台、タレントとして情報番組、教育番組、アウトドア番組など数多く出演中。自然環境番組やバラエティでは世界45ヵ国以上を訪れ渡航経験も豊富。自叙伝、執筆活動、個展や写真展を開催経験もありマルチに活動中。フードアナリスト3級、Advanced Open Water Diver(SSI)/小型船舶操縦免許(1級・特殊)/キャンプインストラクター（NCAJ）の資格を保持している。

  • 冴子の母娘草

    氷室冴子

    購入はこちら

    『冴子の母娘草』娘たちの希望の書

    書評はこちら

    ■吉川トリコ氏プロフィール
    1977年10月19日静岡県生まれ。小説家。2004年「ねむりひめ」で「女による女のためのＲ−18文学賞」の大賞・読者賞をダブル受賞。同年、受賞作を含む作品集『しゃぼん』でデビュー。著書に『グッモーエビアン！』『少女病』『女優の娘』『余命一年、男をかう』など。

  • アド・バード

    椎名誠

    購入はこちら

    Ⓒ森清

    『アド・バード』うしなわれた温かきディストピア

    書評はこちら

    ■佐藤究氏プロフィール
    1977年福岡県生まれ。2004年佐藤憲胤名義の『サージウスの死神』が第47回群像新人文学賞優秀作となり同作でデビュー。16年『QJKJQ』で第62回江戸川乱歩賞を受賞。18年『Ank: a mirroring ape』で第20回大薮春彦賞、および第39回吉川英治文学新人賞を受賞。21年『テスカトリポカ』で第34回山本周五郎賞受賞、第165回直木三十五賞受賞。最新刊に『爆発物処理班の遭遇したスピン』。

  • プリズンホテル

    浅田次郎

    購入はこちら

    『プリズンホテル』慕わしいあのホテル

    書評はこちら

    ■澤田瞳子氏プロフィール
    1977年京都府生まれ。同志社大学大学院博士前期課程修了。専門は奈良仏教史。2011年デビュー作『孤鷹の天』で第17回中山義秀文学賞を最年少受賞。12年『満つる月の如し 仏師・定朝』で第2回本屋が選ぶ時代小説大賞、第32回新田次郎文学賞受賞。16年『若冲』で第9回親鸞賞受賞。20年『駆け入りの寺』で第14回舟橋聖一文学賞受賞。21年『星落ちて、なお』で第165回直木賞受賞。

  • ガダラの豚

    中島らも

    購入はこちら

    『ガダラの豚』らもさんの豚

    書評はこちら

    ■前田司郎氏プロフィール
    1977年4月13日東京都五反田生まれ。1997年劇団「五反田団」を旗揚げする。2008年戯曲『生きてるものはいないのか』で岸田國士戯曲賞。2009年小説『夏の水の半魚人』で三島由紀夫賞を受賞。2015年シナリオ『徒歩七分』で向田邦子賞を受賞。近著に『愛が挟み撃ち』『海辺のマンション』。映画「さかなのこ」でシナリオを担当。

  • 鉄道員（ぽっぽや）

    浅田次郎

    購入はこちら

    撮影／森清

    『鉄道員（ぽっぽや）』とわたし。二十歳発、四十五歳着の沿線風景

    書評はこちら

    ■安藤祐介氏プロフィール
    1977年4月20日福岡県出身。早稲田大学政治経済学部卒業。職を転々とした後、勤め人をしながら小説を書く。07年に『被取締役新入社員』でTBS・講談社第一回ドラマ原作大賞を受賞。19年『本のエンドロール』が本屋大賞11位。他の著書に『営業零課接待班』『不惑のスクラム』『六畳間のピアノマン』『夢は捨てたと言わないで』『就活ザムライの大誤算』など。

  • 蜘蛛女のキスEl Beso De La Mujer Araña

    マヌエル・プイグ野谷文昭【訳】

    購入はこちら

    Ⓒ講談社

    『蜘蛛女のキス』敗北を裏返す語りの力

    書評はこちら

    ■津村記久子氏プロフィール
    1978年1月23日大阪府生まれ。小説家。大谷大学文学部国際文化学科卒業。会社勤め→失業→会社勤めを経て、2005年『マンイーター』（改題『君は永遠にそいつらより若い』）で太宰賞、08年『ミュージック・ブレス・ユー！』で野間文芸新人賞、09年『ポトスライムの舟』で芥川賞、11年『ワーカーズ・ダイジェスト』で尾田作之助賞、13年「給水塔と亀」で川端康成賞、16年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。他の著書に『つまらない住宅地のすべての家』『現代生活独習ノート』など。