1945年、バルセロナ。
霧深い夏の朝、少年ダニエルは父親にある秘密の場所へと連れられた。
「忘れられた本の墓場」――世界中の本が最期に行きつくそこで、ダニエルは1冊の本『風の影』と運命的な出会いをする。作品に深く感動したダニエルは、著者フリアン・カラックスに興味を抱き彼を調べ始める。しかし、話に聞くのは謎めいたうわさばかり。作家は姿をくらまし、著作はすべて焼き払われていた。本を手掛かりにカラックスを知る人物を求めて尋ね歩くダニエル。そうして明らかとなっていくカラックスの過去は、不思議とダニエルの現在と似通ったものだった。
そんな中、ダニエルに『風の影』を渡すように迫る謎の影が―――。
これぞ本物――ゴージャスな読書体験 スティーブン・キング
The real deal: one gorgeous read’ Stephen King
人生を変える1冊。生まれながらの古典 デイリー・テレグラフ
‘This book will change your life. An instant classic’ Daily Telegraph
本を愛する者の夢だ ザ・タイムズ
‘A book lover’s dream’ The Times
驚異に満ちた1冊 サンデー・タイムズ
‘Marvellous’ Sunday Times
読書のあらゆる悦びへの讃歌だ インディペンデント
‘A hymn of praise to all the joys of reading’ Independent
心を捉えて離さず、たちまち世界に引き込まれる メール・オン・サンデー
‘Gripping and instantly atmospheric’ Mail on Sunday
たまらなく面白い ガーディアン
‘Irresistibly readable’ Guardian
悪魔的なほどに面白い エル
‘Diabolically good’ Elle