- 笑って泣いてやっぱり笑っちゃう、
著者初の時代小説。 -
石樽藩の江戸留守居役の下で働く幸之進は、お人好しで失敗ばかり。おまけに剣術も苦手だ。ある日、草花や獣に目がない乾福助という変わり者が国許からやってくる。同じ頃、異国の動物達――ラクダにワニにオランウータン(!?)が江戸を賑わす事件が勃発、侍らしからぬ二人が巻き込まれてしまう。男勝りの藩主の妻・小桜まで登場し、ますます大騒ぎに! 笑いと涙と動物がいっぱいの傑作時代小説。
石樽藩の江戸留守居役の下で働く幸之進は、お人好しで失敗ばかり。おまけに剣術も苦手だ。ある日、草花や獣に目がない乾福助という変わり者が国許からやってくる。同じ頃、異国の動物達――ラクダにワニにオランウータン(!?)が江戸を賑わす事件が勃発、侍らしからぬ二人が巻き込まれてしまう。男勝りの藩主の妻・小桜まで登場し、ますます大騒ぎに! 笑いと涙と動物がいっぱいの傑作時代小説。
書名:大江戸あにまる
著者名:山本幸久
2022年9月16日発売
定価:748円(税込)
カバーデザイン:高橋健二(テラエンジン)
イラストレーション:ももろ
ISBN:978-4-08-74436-0
登場人物紹介
石樽藩の江戸留守居役の下で働く25歳。困っている人を放っておけないものの、いつも失敗ばかりしている。おまけに剣術もからっきしダメだが、かつては現藩主のお伽役をしていた。財政難の国許を助けたいが……。
本草学を学ぶ15歳。草花や獣、虫や木々が大好きな変わり者だが、学識を広めよという藩主の命で、江戸へやってくる。疱瘡除けの赤いみみずくに似ている。
石樽藩藩主の正室で18歳。小柄で愛らしい顔立ちなのに男勝りで、剣術は十人並み以上。普段は羽織袴姿で、しょっちゅう下屋敷に出入りしている。
【著者紹介】
1966年東京都生まれ。2003年『笑う招き猫』で第16回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。18年『店長がいっぱい』で第11回エキナカ書店大賞を受賞。ユーモアの効いた筆致とチャーミングな人物造形で、愛すべき普通の人々を紡ぐ名手。『美晴さんランナウェイ』『ある日、アヒルバス』『床屋さんへちょっと』『GO!GO!アリゲーターズ』『人形姫』『花屋さんが言うことには』など著書多数。