2023年 デビュー30周年!西洋歴史小説の第一人者 佐藤賢一 ナポレオン 全3巻、堂々完結!第24回司馬遼太郎賞受賞作!英雄か、それとも独裁者か。今、改めて注目される男の実像に迫る西洋歴史巨編!

内容紹介

ナポレオン 1 台頭篇

1769年、コルシカ島の貧乏貴族・ボナパルト家の次男として生まれたナポレオン。16歳でパリ陸軍士官学校を出た彼は、地元の英雄・パオリの親衛隊となる。フランス革命のようにコルシカにも革命をと考える彼だったが、過ぎた才知と熱意ゆえに、故郷を追われる羽目に。だが、フランス共和国の砲兵指揮官として派遣されたトゥーロンで頭角を現し──。

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ナポレオン 2 野望篇

1796年、26歳のナポレオンは、イタリア遠征で数々の歴史的勝利を収める。パリに凱旋し次に向かったのは、エジプト。灼熱の砂漠を行進し、勝利と敗北を繰り返す中、諸外国による対仏大同盟でフランス本国の危機を知る。急遽帰国した彼は、クー・デタを起こし、ついに初代フランス皇帝になる──。若き将官がヨーロッパの覇者にまで上り詰めた栄達を描く、激動の第2巻!

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ナポレオン 3 転落篇

1804年、34歳の若さで初代フランス皇帝となったナポレオン。その後も諸国との戦争で勝利を重ね、ヨーロッパの覇者となる。オーストリア皇女と再婚して跡継ぎにも恵まれるが、彼の絶頂期は長くは続かなかった。極寒の地・ロシア遠征で大敗を喫したことで苦境に立たされてゆく──。権勢を誇る男の凋落を描く、圧巻の第3巻。ナポレオン小説の金字塔、堂々の完結!

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「ナポレオン関連年表」

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  • 1 台頭篇
  • 2 野望篇
  • 3 転落篇

読者から反響続々!

ナポレオンの栄耀栄華から転落人生の没落に至る。壮大な人生を知ることが出来ました。彼の人生から学ぶものは多いと思う。
(garakuta@読書とゲームの愛好家さん)
知っているようで知らないナポレオン。男の嫉妬、裏切り、プライドとコンプレックス等の人間ナポレオンがよくわかる。
(Codersさん)
面白かった。著者のフランス革命シリーズも良かったが、ナポレオンも非常に良かった。
(shiggyさん)
ナポレオンは私にとって興味はあるけど、いまいち取っ掛かりが持てない人物でした。圧倒的な軍事力を背景に皇帝にまで登り詰めヨーロッパ中を戦火に巻き込んだ、とてつもなくドラマチックな生涯を送ったわりには彼個人の人物像が掴みにくいなぁと……1500P超えの大長編を読み終えた今はすっかり情が湧きました。
(さつきさん)
「小説フランス革命」を読んだ後に心待ちにしていた本。ナポレオンというと日本では少し古い時代(明治〜昭和辺り)に有名だった印象。本書を読むと、努力と合理的精神で戦術家として大成し、英雄にまで登り詰めたことが分かる。非常に面白い。
(yukiさん)

(読書メーターより)

【著者プロフィール】
佐藤賢一(さとう・けんいち)
1968年山形県生まれ。93年『ジャガーになった男』で第6回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。99年『王妃の離婚』で第121回直木賞、2014年『小説フランス革命』で第68回毎日出版文化賞特別賞、20年『ナポレオン』で第24回司馬遼太郎賞を受賞。

佐藤賢一 × 矢野隆『ナポレオン 全3巻』完結記念特別対談 ―英雄を描くということ―