「作者に顔が似てると言われた私はバリに行きたい! ジェットコースターに乗りながらおもちゃ箱を開けてる、そんな感じの一冊です」
〈上〉これがトレドの町の風景。
〈下〉筆者が大好きな絵皿やタイルがずらりと売られている土産物屋さん。
〈右上〉グエル公園のシンボルの一つでもある、モザイクで造られたカラフルなトカゲ。かわいい顔をしており、土産物のモチーフとしてもよくとりあげられている。
〈左上〉’80年代中期に日本の洋酒メーカーのCMにも登場した、グエル公園の中の回廊。
〈右下〉グエル公園から眺めるバルセロナの街並み。遠くにうっすらと聖家族教会の姿も見え、つくづくガウディの街であることを実感させられる。
〈左下〉ガウディの初期作品、ビセンス家別邸。まだ直線での構成が多い点が興味深い。
まだ建築中の聖家族教会。かなり前に造った部分の補修も並行して行なわれているため、完成はムリだという声すらある。
ベネチアの絵ハガキの定番「ため息の橋」とゴンドラ。モーターボートがタクシーなら、ゴンドラは人力車のような位置づけか。ちなみに「ため息の橋」の名の由来は昔、左側の裁判所から死刑の判決を言い渡された罪人が、右側の処刑場へと連れて行かれる途中で窓から一瞬この世の最後の景色をながめてため息をついた事にあるらしい。
〈上・下〉お店の天井から下がるシャンデリアたち。種類がとにかく豊富。
〈上〉これがベネチアの文鎮。どの店にもあり、一個一個全部違うので迷い出すときりがない。エキゾチックな日本語の貼り紙も観光地ならではのいい味を出している。
〈右下〉パトリシアさんと例のコップ。ムラノ島のレストランの庭で、本文に描写された会話をしている瞬間。
〈左下〉金魚鉢の形ではないが、魚や泡の配置が絶妙で150万円もする参考商品。
〈上〉これがプライベートプール。昼は外出しているので、泳いだのは結局のところ最初の晩と最後の朝のみ。
〈下〉アマンダリの部屋の様子。時間の流れが確実に日本より遅く感じられる。
〈上〉パルワタさんの絵で最初に出逢ったもの。
〈下〉ようやくラフティング場に到着。この格好で千段以上は降りて来た。
〈上〉アグン・ライ・ミュージアムの広い庭園にて。
〈下〉木製のモビール屋さんも多い。店内から向かいのお店を臨む。
〈上〉アグン・ライ・ギャラリーで購入したアリミニさんの絵。実物はかなり大きく圧倒的。
〈右下〉アリミニさんの絵ではないが筆者がアグン・ライ・ギャラリーで欲しがっていたもう1枚の絵。夫は上の絵の値段交渉の過程で、何とこの絵もただで付けてもらえるように話をつけていた。
〈左下〉ウブドゥのアートショップは店ごとに特徴があり、見ていて実に楽しい。
〈上〉カフェ・ロータスのテーブルから、一面のハス池を臨む。
〈下〉アマンダリホテルをチェックアウトする朝、名残りを惜しむ我々の気持ちを癒してくれるように二人の少女が別れのあいさつをした。近所に住み、夏休みのバイトだそうだ。
〈右上〉温かく我々を迎えてくれたアリミニさん。売らずに手元に残してある、愛着のある何点かの作品と共に。
〈右下・左上〉アリミニさんの自宅で購入した2枚の絵。約20×13センチと小さいが、なかなか趣がある。
〈左下〉そのうちの1枚にサインを書いてくれているアリミニさん。ものすごく小さな字を細い筆で書き入れている。
ヨセミテの滝。更に近づいて見た滝つぼも凄かったが、後に上から見下ろす事になるまでは、水源がどうなっているのかはこの時点では想像もつかなかった。
〈上〉これがヨセミテの全景。雄大でありながらも、コンパクトに一望できるところもなかなか代え難い魅力。
〈下〉小さい頃に本でよく紹介されていた、トンネルとしても有名だった大きな木は、既に倒れて名所となっていた。
〈上〉サンフランシスコ名物の坂道にケーブルカーの線路……に見えるが、実は先日ここでアクション映画のロケが行なわれ、その時に描かれたニセ線路。ハリウッドをかなり身近に感じる瞬間だ。
〈下〉スーパーの野菜売り場。物量のパワーに感動。
〈上〉ラスベガス郊外の、とある荒野で投げ縄を回すこの左側の男こそ、父ヒロシ。
〈右下〉スピルバーグがプロデュースした潜水艦レストランに入る筆者・父ヒロシ・都さん。
〈左下〉潜水艦の中は、このようにメカニカルな魚が何匹も行き来している。潜望鏡の先は建物の上に高く突き出ていて、のぞくと実際に外の景色を360度眺める事ができた。
〈上〉夜もまばゆいネオンの数々。まさにラスベガス。
〈下〉上の写真の空が実は天井で、夜10時にはこうなる。実際は動きと音が加わり100倍凄い。巨大ホテル群に客をとられたアーケード街が起死回生をはかり莫大な予算を投じた光と音のショー。
〈上〉セスナ機から降り、展望台から臨むグランドキャニオン。どれだけ後ろに下がって撮っても、当然ながら全景はカメラに収めきれない。ましてや奥行き感は誌上再現困難。
〈中〉立札はあれど柵がない場所も多い。各自の判断に任せ、過保護にしない、大人の国。
〈右下〉甘いマスクがいかにも日本女性好みの操縦士。
〈左下〉アメリカ先住民の民芸品。思わぬ収穫。
これがノミの市の光景。クオリティを問わなければ、世の中のほとんどの物がここで手に入る。
〈右上〉主にレコードやおもちゃを揃えた屋台。
〈左上〉飾ったら夜怖くなりそうな人形もあった。
〈右下〉アンティークのボタンは何十枚もの台紙に貼られている。
〈左下〉合成(プリクラ)機能もある3分間写真ブース。我々は“宇宙”を選び盛り上がった。
〈上〉これが柔道師範もしている画家の二つの画風だ。
〈右下〉似顔絵描きの眼に、夫はこんな風に映っていた。
〈中下・左下〉影絵切りも寄って来て似顔を切り始める。お客に近そうな類型を各部分ごとに頭の中で組み合わせて作っていく感じだ。
今回の旅で入手できた時計たち。収集の日々はその後も続く……。
〈上〉アムスはシックな建物と運河と自転車が溶け合う街だ。
〈下〉少しアムスから離れると、こんな牧歌的な光景が広がる。
〈上〉立ち食い惣菜屋さんのショーウィンドウ。
〈右下〉木靴屋の前にある巨大な見本を履き、記念撮影していた観光客。
〈左下〉オランダの土産物のセンス。’70年代あたりからずっと変わっていないのではないだろうか。
〈上〉これぞオランダの風車。思い描いていたイメージ通り。
〈右下〉首都アムスは、中華街の看板類さえも押しつけがましさがなく実にシンプル。住民がいかに大人かを物語るシックな街並みは、どこもかしこも写真におさめたくなってしまう。
〈左下〉タクシードライバーの娘さんの部屋兼ベッド。まだ5歳なのに実にキチンと自分の物も整理されている。
〈上〉船着き場があり線路が横切り、人々が眼の前で船や電車に乗り降りする。もしこの写真を何の説明もなく見せられたら、これがホテルのロビー内だとわかる人はいまい。
〈下〉ロビーを奥へと進むと見えて来る広大な敷地の様子。
〈上〉ホテルの敷地内にある入り江。どのあたりが自然のままでどこからが人工的に整えたのかは不明だが、波もなく水は温かいのでのんびり水遊びができる。
〈下〉いかにも筆者が好みそうな土産物屋と、それゆえ2時間かけて物色する筆者。
〈上〉ハワイに限らず、今回の取材旅行中一度たりとも欠かさなかったのが、このエッセイ執筆と緑茶の愛飲(マグカップや茶こしまで必ず持参)。
〈右下〉オアフ島のガイドをしてくれたヤヨイさんと、彼女の制服(ムームー)。風の強い場所に行く時などかなり寒いそうだ。
〈左下〉ハワイで東京で田中で名はアーノルド、それが彼。
ハワイの定番、ワイキキから臨むダイヤモンド・ヘッド。