


決定版 大江戸恐龍伝 一
夢枕獏
龍に導かれた平賀源内の、時空を超えた冒険が始まる!
明和八年。高松藩を脱藩し自由の身となっていた平賀源内は、大嵐のなか、肥後で巨大な龍骨と遭遇。その存在を暴こうと野心を燃やす。折良く、絵師・円山応挙から、龍掌を納める寺の話を耳にした源内は、ともに大坂へ向かうことに。時代を先取りしすぎた孤独な天才と、江戸の世まで取り残された地上で最も気高き生き物。哀しき魂は互いに惹かれ合い――。源内と恐龍、時空を超えた壮大な旅の序章!
2025年12月19日発売
1,034円(税込)
文庫判/368ページ
ISBN:978-4-08-744842-9

「恐竜が江戸の町に出現⁉ 稀代の冒険小説が生まれるまで」
後編は12月26日に更新予定! お楽しみに!
青春と読書2026年1月号掲載
【5か月連続刊行!】
第二巻 2026年1月刊行予定
龍掌を持った乞食僧が遺した謎の書きつけ。源内、秘密文字の解読に挑む!
第三巻 2026年2月刊行予定
「ゑれき丸」に乗り、いざ出港! 航海の先に、黄金の島は見つかるのか?
第四巻 2026年3月刊行予定
降り立った島で龍使いの姫を助けた源内は、戦乱の渦に巻き込まれ――。
第五巻 2026年4月刊行予定
恐龍が江戸の町で大暴れ!? 物語は誰にも予測できない結末を迎える!
【著者プロフィール】
夢枕獏(ゆめまくら・ばく)
1951年神奈川県生まれ。東海大学文学部卒業。84年「魔獣狩り」シリーズで若い読者の指示を受ける。89年『上弦の月を食べる獅子」で第10回日本SF大賞、98年『神々の山嶺』で第11回柴田錬三郎賞、2011年『大江戸釣客伝』で第39回泉鏡花文学賞、第5回舟橋聖一文学賞、2012年には第46回吉川英治文学賞を受賞。2017年には第65回菊池寛賞を受賞する。18年、紫綬褒章受章。他の著書に、「キマイラ」「餓狼伝」「陰陽師」「闇狩り師」などシリーズ多数。