【登場人物紹介】

近森 晃平(ちかもり・こうへい)
温厚で人当たりのいい探偵。花渕町で近森探偵事務所を開いている。
九州地方の左近市に住んでいた11年前(1巻当時)、両親を猟奇殺人鬼「キャトル」に殺されている。
本名は吾妻晃平。

川内 彗(かわうち・けい)
天使と称されるほどの美貌の持ち主で、晃平の幼馴染み。
幼少期のトラウマにより、個人商店には入れない。

鯉沼(こいぬま)
花渕署刑事課のたたき上げ刑事。一本気な人情家という昔ながらの刑事。
晃平がキャトル事件最後の被害者遺族だと知っており、気に懸けている。

京間緋新(きょうま・ひさら)
「キャトル事件」の犯人。彫りの深い顔立ちの美形。
晃平の両親を殺害後、現場で逮捕された。
何も語らないまま、留置場で舌を噛んで自殺。

「キャトル事件」とは……

13年前(1巻当時)から2年間で10人の被害者を出した、連続猟奇殺人事件。
被害者は九州地方の左近市に居住、または通勤する人物という以外の共通点は不明。
被害者を殺害後、内臓を一つ取り出し、正座させた被害者の手に持たせて放置する奇妙な犯行スタイルから、
キャトルミューティレーションになぞらえて通称「キャトル事件」と呼ばれ、注目を集めた。
犯人・京間緋新の逮捕・死亡後も、京間のキャラクター性もあいまって
様々な創作のテーマとしてもてはやされ、好奇の目は被害者遺族にも向けられた。

剝製の街

近森晃平と殺人鬼

樹島 千草

人間の内側に潜んでいるモノ、秘めている事、それを抱える事で人はどうなるのか。
少し怖いですが、自身を見直すきっかけにもなるかなと思います。
RIKUさん(THE RAMPAGE)推薦!

失踪した人が半年後に剥製として発見される――。
そんな怪事件が続く街で探偵事務所を営む近森晃平と、幼馴染の美貌の青年・彗は、被害者遺族からの依頼をきっかけに事件の調査を始める。
事件を追ううち、11年前に起きた猟奇連続殺人事件「キャトル事件」との関連が見えてくるが、実は晃平は、その事件で両親を殺された被害者遺族で……。
過去と現在、猟奇と耽美が絡み合う長編サスペンス。

2024年4月19日発売
704円(税込)
文庫判/272ページ
ISBN:978-4-08-744643-2

腸の器

近森晃平と殺人鬼

樹島 千草

連鎖する猟奇殺人、偽りのミューズ、被害者遺族――
「お前の罪は、裁かれないと」
遺体の腹を裂き内蔵を抜き去る「ワタヌキ」事件の真相は――!?

東京近郊の街で探偵事務所を営む近森晃平のもとに、「葬儀前の父の遺体の腹部に、生前にはなかった不審な傷があった」と相談が寄せられる。
晃平の幼馴染・彗がSNSで同様の事例を見つけ、『加護の器』という腸心セラピーに傾倒している投稿主に会いに行くことに。
そのころ警察にも「内臓を抜かれたのでは」という真偽不明の通報が多数寄せられており……。
欲望うごめく猟奇サスペンスホラー。

2025年7月18日発売
770円(税込)
文庫判/272ページ
ISBN:978-4-08-744797-2

脳髄の遺言

近森晃平と殺人鬼

樹島 千草

犯罪への熱狂が、新たな罪を呼び寄せる――。
世間を震撼させた連続猟奇殺人事件。
事件のフォロワーによる新たな犯罪が発生し……。
悪意の連鎖の行きつく先は⁉

東京近郊に暮らす探偵・近森晃平。ある日、事務所に猫の死体が届けられる。13年前、晃平の両親も被害者となった連続猟奇殺人事件「キャトル事件」。その被害者と同数の10匹の猫たちは脳を抜かれていた。事件に影響を受けた者による犯行だ。キャトル事件の黒幕、そしてフォロワーたちを今も扇動しているのは幼馴染の彗なのではないかという疑いを捨てきれない晃平は、事件の真相を追うが……。

2026年10月20日発売
836円(税込)
文庫判/288ページ
ISBN:978-4-08-743052-3

【著者プロフィール】

樹島千草(きじま・ちぐさ)

東京都出身。某大学文学部卒業。著書に『映画ノベライズ 虹色デイズ』『咎人のシジル』『太陽の子 GIFT OF FIRE』『スケートラットに喝采を』『神隠しの島で 蒼萩高校サッカー部漂流記』『映画ノベライズ 耳をすませば』『MY (K)NIGHT マイ・ナイト』などがある。