「こんなホテル、あったらいいな」が詰まってます!
銀河ホテルの一角にある手紙室。
好きな色のインクで、思い思いの言葉を綴る。
その瞬間、あなたはほんとうの自分と出会う。
南軽井沢の銀河ホテル。イギリス風の瀟洒な洋館の一角に、「手紙室」がある。室長の苅部文彦は、このホテルに居候する風変わりな男。彼の手紙ワークショップを受けると、なぜか心の奥のほんとうの気持ちが見えてくる。娘家族と最後の思い出作りにやってきた老婦人、秘密を抱えたまま仲良し三人組で卒業旅行にきた女子大生——銀河ホテルを訪れたお客さんが、手紙を書くことで人生と向き合う感動作。
2024年9月20日発売
770円(税込)
文庫判/320ページ
ISBN:978-4-08-744694-4
亡き妻が夫に遺した最後の謎。SNSで炎上した女性の新たな決意。人生の分岐点に立つ子を見守る母の願い……。
銀河ホテルの手紙室に行けば、自分と向き合う勇気が出る!
銀河ホテルには、手紙室というすこし不思議な部屋がある。亡き妻が遺した謎のメッセージに導かれ、思い出の軽井沢を訪れた夫。趣味アカウントが炎上し、「好き」を奪われてしまったOL。やってきたお客さんは、手紙を書くことで自分の隠れた本音を見つめる。それは、色とりどりのインク瓶に囲まれながら、過去に思いを馳せ、未来を思い描く特別な時間。魔法みたいに、晴れやかな気分になれる一冊!
2024年11月20日発売
792円(税込)
文庫判/304ページ
ISBN:978-4-08-744715-6
「青春と読書」2024年10月号
著者プロフィール
ほしおさなえ
1964年東京生まれ。作家・詩人。95年「影をめくるとき」が第38回群像新人文学賞小説部門優秀作に。2002年『ヘビイチゴ・サナトリウム』が第12回鮎川哲也賞最終候補作となる。主な作品に「活版印刷三日月堂」、「菓子屋横丁月光荘」、「紙屋ふじさき記念館」、「言葉の園のお菓子版」などの文庫シリーズ、『祓い師笹目とウツログサ』、『琴子は着物の夢を見る』、児童書「ものだま探偵団」シリーズがある。