

Matt
岩城 けい
日本とオーストラリア。
二つの国に引き裂かれる17歳のアイデンティティ。
ルーツの異なる友と向き合う、アンドウマサト三部作の第二部。
日本からオーストラリアへ渡って、はや5年。「マット」の愛称で親しまれ、高校生活を謳歌する真人の前に、同じ「マット」を名乗る転校生が現れる。「I hate Jap!」――なぜか日本人を目の敵にする彼。家には英語が話せず、生活すらままならない父。募る苛立ちは、やがて真人自身に向かうように。自分なんて大嫌い。だけど、やっぱり認められたい。移民1.5世、剝きだしの青春譚。書き下ろし短編も収録。
2026年8月20日発売
792円(税込)
文庫判/264ページ
ISBN:978-4-08-743030-1
漫画『東京サラダボウル』
黒丸先生も絶賛!

「居場所のない彼の物語が、
きっと誰かの居場所になる」
【青春と読書2026年9月号】
文庫刊行記念著者エッセイ
【アンドウマサト三部作】
第三部『M』2026年10月に文庫化決定!

現地の大学生となった真人。
アルメニア人の女の子・アビーと惹かれ合うも、互いのルーツそして進路をめぐる問題が、二人を激しく揺さぶる。
<発売をお楽しみに!>
【アンドウマサト三部作 第一部『Masato』好評発売中!】

Masato
岩城 けい
親の都合でオーストラリアに渡った小学生の真人。
異文化の中でのいじめや衝突に苦しみながらも、やがて自分の居場所を見つけ出していく……。
少年と家族の物語。
「スシ! スシ! スシ!」いじめっ子エイダンがまた絡んでくる――。親の仕事の都合でオーストラリアに移った少年・真人。言葉や文化の壁に衝突しては、悔しい思いをする毎日だ。それでも少しずつ自分の居場所を見出し、ある日、感じる。「ぼくは、ここにいてもいいんだ」と。ところがそれは、母親との断絶の始まりだった……。異国での少年と家族の成長を描いた第32回坪田譲治文学賞受賞作。
2017年10月20日発売
770円(税込)
文庫判/240ページ
ISBN:978-4-08-745648-6
【著者プロフィール】
岩城けい(いわき・けい)
1971年大阪府生まれ。大学卒業後、単身渡豪。以来、在豪30年になる。2013年『さようなら、オレンジ』で太宰治賞を受賞しデビュー。14年、同作で第8回大江健三郎賞を受賞する。15年に刊行した『Masato』で17年、第32回坪田譲治文学賞を受賞。他の著書に『ジャパン・トリップ』『M』『サンクチュアリ』『サウンド・ポスト』がある。