

『ツイン・アース』
小森陽一
地球の双子星といわれる「Terra-α」――人々と怪獣とが共生する星。
壮大なスケールでおくる本格エンタメSF小説。
円谷プロ新たなる創生。
フィンランドでオーロラの観測をするアイノのもとに奇妙なメッセージが届いた。解析の結果、現れたのはインド洋沖のとある座標。意を決してそこに向かった彼女は水の球体に飲み込まれ、気が付くと別世界へ。そこは地球の双子星・Terra—αだった——。大自然、移動する街、そして巨大な怪獣。少しずつ解き明かされる真実は、驚くべき事実へ。壮大なスケールで展開するエンタメSF小説。
2025年1月21日発売
913円(税込)
文庫判/368ページ
ISBN:978-4-08-744735-4


デジタルジオラマとは
精巧に造られたガレージキットと実景画像を組み合わせ、『かつては絵でしか見れなかったもの』『空想の中で遊ぶしかなかったもの』『知識として補完するしかなかったもの』をリアルに表現した現代の怪獣画である。
合成担当
山口大輔 Daisuke Yamaguchi
1960.03.12
東京都出身 製薬会社に41年勤務し、先頃定年を迎える 現在は千葉市在住
2016年、小森が彩色して仕上げた怪獣のガレージキット(ガボラ)を合成したのがきっかけで親交が始まる。スマホを操りながらあっという間に作品が出来ていく様は、まるで指先の魔術師のようとも評される。
2017年、(株)ホビージャパンより『ULTRA MODELING WORLD』を、2022年からは一年以上に渡って『TSUBURAYA IMAGINATION』のサイト内において、『ウルトラマン』55周年 KOMORI PROJECT~デジタルジオラマの世界~を展開した。

使用キットメーカー:クラバートガレージ ボークス
【応援の声、続々到着!】

●メディアアーティスト 落合陽一
自然が紡ぐ緩やかな物語に宇宙的怪獣イメージが浸透し、山海経的断片が思起される有機的構造が感じられる。

●宇宙飛行士 山崎直子
地球が青く美しいのは、多様な生命が響きあうから。
宇宙時代の今、ともに生きる心をつなげていきたい。

●作曲家 小西貴雄
ファンタジーだけどリアル
想像力を刺激されすぎ! 夢にまで出る怪獣が生物として自然の中にあるもの、それを通して小さな警鐘を交えながら伏線が回収していく所は気持ちよかったです。
怪獣を通してリアルではあるのだけれど血の匂いはしなくて、科学的な裏づけをしながらファンタジーなのもすごくよい。
後は、絵本のかいじゅうのすみかに帰結していくところはうわぁーと思いました。
