

死体はどうなる
ケン・ジャヴォロウスキー
訳・白須 清美
シングルマザー、母を亡くした青年、成功を夢見る女性シンガーと、三つの死体をめぐる絶体絶命の物語。
死体だけが……本当のことを知っている。
「罪に願いを」の著者、待望の第二作。
庭に死体を埋めた、そう告白した一人息子を守り抜くと決めたシングルマザーのカーラ。亡き母との約束を果たすため、工具を詰めたバックパックを背負って夜の墓地へと向かう青年リード。夢の実現を阻む借金を返済するため、死体を前に驚愕の決断を下した歌手志望のリズ……。ラストベルトの寂れた町に暮らす男女三人が、それぞれ「罪」を犯してまで信じたいものとは。悲痛で滑稽な愛と戦慄の犯罪小説。
2026年8月20日発売
1,375円(税込)
文庫判/360ページ
ISBN:978-4-08-760802-1
【青春と読書 2026年9月号】
『死体はどうなる』登場人物
◎カーラ・ラウデン(45歳)
自分のレストランを開くために奮闘中のシングルマザー。「庭に死体を埋めた」と一人息子に告白され、彼を守り抜くと決意。
ビリー
カーラの息子。全額支給奨学生として名門マサチューセッツ工科大学に通う。
◎リード・グローヴ(20歳)
スーパーで働く青年。噓が苦手、自閉スペクトラム症。最近亡くなった母との約束を果たすため、一人で夜の墓地へと向かう。
グレッグ
リードの兄。前年に妻が家を出て行き、5歳の息子ジミーの世話と仕事の両立で疲弊している。
◎リズ・モイヤー(30歳)
成功を夢見る女性シンガー。高校の受付係で糊口をしのぎ、地元のバーで酔っ払い相手に演奏する冴えない日々。不当な借金を抱えて窮地に陥る。
ルーク
リズのボーイフレンド。すべてにおいてだらしなく、服役した過去を持つ。
-ケン・ジャヴォロウスキー作品好評発売中-

罪に願いを
ケン・ジャヴォロウスキー
訳・白須 清美
横領、誘拐、殺人、ラストベルトの寂れた町で交差する、三つの「罪」……。
エドガー賞(アメリカ探偵作家クラブ賞)最優秀新人賞候補作
火災現場で見つけた大金を自宅に隠したボランティア消防隊員ネイサン。末期がんの少女の夢を叶えるため病院の外へと連れ出す看護師キャリー。妻と幼い娘を同時に亡くしたアンディが狙いを定めた地獄への道連れ……。横領、誘拐、殺人。ペンシルヴェニアの寂れた町を舞台に、男女三人が犯したそれぞれの「罪」と運命が交差する。悲痛で愚かで温かい、極上の犯罪小説。
2025年6月20日発売
1,155円(税込)
文庫判/384ページ
ISBN:978-4-08-760798-7
『罪に願いを』登場人物
◎ネイサン・スタルツ(41歳)
ボランティア消防隊員。火災現場で見つけた大金を自宅に持ち帰り横領を画策する。警察に届けるよう懇願する妻ポーラの言葉にまったく耳を貸さない。
リーリー
ネイサンの高校時代からの知り合い、不倫相手。
◎キャリー・ホフマン(28歳)
総合病院の看護師。生まれつきの疾患が原因で顔に目立つ傷を持ち、何事にも消極的だが、入院患者ガブリエラの夢を叶えるため危険な賭けに出る。
ガブリエラ
末期がんを患う16歳の少女。一度でいいから海が見たいと願う。
◎アンディ・デヴォン(34歳)
妻ケイトと共に長年麻薬に溺れていたが、現在9歳の娘アンジーの誕生を機に二人で更生を決意。平穏に暮らしていたものの、妻と娘を同時に亡くして自暴自棄になる。
【著者プロフィール】
ケン・ジャヴォロウスキー(Ken Jaworowski)
シッペンスバーグ大学、ペンシルヴェニア大学を卒業。フィラデルフィアで育ち、アマチュア・ボクサーとして活躍。長年ニューヨーク・タイムズ紙で編集者を務める。劇作家でもあり、戯曲はニューヨークとヨーロッパで上演されている。また文芸誌に短編小説を発表し数編がプッシュカート賞にノミネートされた。長編デビュー作『罪に願いを』がエドガー賞最優秀新人賞の最終候補に選出。現在は家族とニュージャージー州に在住。