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担当者からのオススメ!
販売担当 カピパラくんからのオススメの本
カピパラくんオススメの本
『だいたい四国八十八ヶ所』 宮田珠己 著
無心になるどころか煩悩が次々と生まれてくるお遍路さんの実態(笑)
見た目はひ弱、毎年冬になるとインフルエンザを発症するカピパラです。
今回のオススメは、宮田珠己さんの『だいたい四国八十八ヶ所』です。
カピパラくんオススメの本 『だいたい四国八十八ヶ所』 宮田珠己 著
 
著者の宮田さんが特段の動機もなく、「四国を一周してみたい、八十八ヶ所全部回ってみたい、いっぱい歩きたい」という軽い気持ちでお遍路に挑戦したエッセイ。

実はカピパラも大学生のときに約1200キロのお遍路に挑戦しました!宮田さんと同様に深い考えはなく、「一人になって将来のことを考えたい」と思いお遍路に出発しました。
宮田さんへの共感度は1200%です!(お遍路の行程は約1200キロ、2014年は四国霊場開創1200年にあたります)
「ろうそくと線香は割愛し、賽銭も切り詰めることにして、納め札と読経だけというオプションなしのエコノミータイプでお参りした。」(本文23Pより一部抜粋)
→カピパラとまったく一緒です!(笑)
お遍路とは“四国限定パックパッカー”が徒歩のみ(ときに自転車やカヌーも)で八十八ヶ所のお寺を回るという“修行”の旅なのです。

修行のゆく手を阻むものが多数潜んでいます。最大の敵は足の裏のマメ。本当に痛いです!
あまりの痛さに足をかばった歩き方をして、さらに状況が悪化してしまいます。表情は冷静でありつつも、心のなかは半泣き。ギブアップしたい気持ちに駆られます。
そして天気も大きな苦しみにつながります。晴れていれば暑い、雨なら靴がぬれて足が蒸れる・・・
トンネルはトラックに轢かれそうになるから怖い。
などなど愚痴を言い続けながらも歩きつづけ、乗り物の動力を借りたい!と思い葛藤する。
無心になるどころか煩悩が次々と生まれてくるお遍路さんの実態が明らかに(笑)

他方で歩き続けていくうちに「少しでも一日の歩く距離を稼ごう」「少しでも多くのお寺を一日に回ろう」という気持ちが高まってきます!もちろん体はついてきませんが、ランナーズ・ハイのような高揚感に誰しもが包まれます。辛くて、楽しい気持ちがヒートアップ!
そして、たまたま出会ったお遍路さんと一緒に歩くのも楽しい!オランダ人のヘレナさんとの“同行二人”が胸を打ちます。
宮田さんは「なんとなく出会って、なんとなく一緒に歩き、なんとなくさようなら。この関係が心地よい」とおっしゃっています。道中、地元の方などが食べ物や飲み物を手渡してくださる「お接待」というなんとない出会いの積み重ねのうえに、お遍路は成り立っているのです。
辛くて楽しいお遍路旅をお楽しみください!

詳しくはBOOK NAVIへ
プロフィール
カピパラくん
20代だが40代に間違われる笑顔が取り柄の販売担当
欲しいものを我慢出来ずに買ってしまう物欲のかたまり。
本はもちろん、洋服、文房具などとりあえず欲しいものは買ってから必要かどうか考えるタイプ。ちなみに「アッパー(UPPER)」が口グセ。
入社以来、10キロ以上太ったのでスーツだけは買うのを我慢。
乗り物好きなので鉄道・飛行機を舞台にした小説や旅エッセイで心の“トリップ”に出るのが好き。恋愛小説やお仕事小説を読んだときは自分の姿と重ねて物思いにふける。
Archive
2018.11.20
  英語屋さん new
源氏鶏太 著
2018.06.21
  ひとり白虎 会津から長州へ
植松三十里 著
2017.12.14
  孤舟
渡辺淳一 著
2017.02.17
  バカが多いのには理由がある
橘 玲 著
2016.10.20
  激走! 日本アルプス大縦断 密着、トランスジャパンアルプスレース 富山〜静岡415km
NHKスペシャル取材班
2016.04.20
  50歳、おしゃれ元年。
地曳いく子 著
2016.01.20
  6 シックス
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2015.10.20
  勝手に! 文庫解説
北上次郎 著
2015.01.20
  世にも奇妙なマラソン大会
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2014.06.25
  3センチヒールの靴
谷村志穂 著
2014.02.20
  だいたい四国八十八ヶ所
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2013.01.18
  負けるのは美しく
児玉 清 著
2013.01.18
  あの空の下で
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