• note
  • X(Twitter)
  • Instagram
  • TikTok
担当者からのオススメ!
販売担当 カピパラくんからのオススメの本
 カピパラくんオススメの本
 『激走! 日本アルプス大縦断 
 密着、トランスジャパンアルプスレース 富山〜静岡415km』
 NHKスペシャル取材班
『激走! 日本アルプス大縦断 密着、トランスジャパンアルプスレース 富山〜静岡415km』 NHKスペシャル取材班
 

 人はなぜ走るのか。
「なぜ山に登るのか」に対する答えとして「そこに山があるから」という登山の名言がありますが、「走る」に対してどんな答えがあるでしょう。
 本書は日本で最も過酷な山岳レースといわれる「トランスジャパンアルプスレース(TJAR)」を取材したノンフィクションです。富山湾からスタートし、日本アルプスを縦走し、駿河湾に至るまで415kmを8日以内に走りきる常識やぶりのレースです。
 しかも賞金、賞品は一切なし。
 にもかかわらず、このレースに挑み、走る28名の男女がいるのです。
 私は週末の朝、天気がよければ毎週走るようにしています。時間にして1時間程度のジョギング。登山は年に1回程度(ハイキングレベルですが)。そんな私でも読む前からこのレースの過酷さがひしひしと伝わり、手に汗をかいてしまうほどです。
 参加者の平均年齢は40歳。主催者側は「遺書さえ書いて臨んでもらいたいくらいです」と強い覚悟を求めます。レース開始からハンパない緊張感です。荷物軽量化のために衣類の首・根本についているタグや洗濯表示のタグを切ることは当たり前。コンタクトレンズを持参する選手はケースの横側の余分なプラスチック部分を切り落とし、重さを減らします。事前に準備出来ることは全て準備をし、不安要素を全て取り払う。参加者たちの強いプロ意識が垣間見えます。
 そしてこのレースには厳しく、細かいルールが設けられています。
・山小屋、旅館などへの宿泊禁止。
・他者からの差し入れを受けてはならない。
 などなど「なるべく自力で完走を達成すべきである」というレース創設以来の理念と伝統が引き継がれています。
 累積標高差が富士登山7回分あるこのレース中にどんな困難が待ち受けているのか!? 答えは本書のなかにあります!
 強烈な眠気と闘い、幻覚・幻聴など極限まで己を追い込んでいく選手たちがそこにいます。やりたいことが見つからず悩んでいる人、自分自身に活をいれたい人が読めば、テンションが上がってそのまま走り出してしまうかもしれません。
 選手一人、一人に起こる予想を超えるドラマを是非、この本を手にとって体験してください!


詳しくはBOOK NAVIへ
プロフィール
カピパラくん
20代だが40代に間違われる笑顔が取り柄の販売担当
欲しいものを我慢出来ずに買ってしまう物欲のかたまり。
本はもちろん、洋服、文房具などとりあえず欲しいものは買ってから必要かどうか考えるタイプ。ちなみに「アッパー(UPPER)」が口グセ。
入社以来、10キロ以上太ったのでスーツだけは買うのを我慢。
乗り物好きなので鉄道・飛行機を舞台にした小説や旅エッセイで心の“トリップ”に出るのが好き。恋愛小説やお仕事小説を読んだときは自分の姿と重ねて物思いにふける。
Archive
2018.11.20
  英語屋さん new
源氏鶏太 著
2018.06.21
  ひとり白虎 会津から長州へ
植松三十里 著
2017.12.14
  孤舟
渡辺淳一 著
2017.02.17
  バカが多いのには理由がある
橘 玲 著
2016.10.20
  激走! 日本アルプス大縦断 密着、トランスジャパンアルプスレース 富山〜静岡415km
NHKスペシャル取材班
2016.04.20
  50歳、おしゃれ元年。
地曳いく子 著
2016.01.20
  6 シックス
早見和真 著
2015.10.20
  勝手に! 文庫解説
北上次郎 著
2015.01.20
  世にも奇妙なマラソン大会
高野秀行 著
2014.06.25
  3センチヒールの靴
谷村志穂 著
2014.02.20
  だいたい四国八十八ヶ所
宮田珠己 著
2013.01.18
  負けるのは美しく
児玉 清 著
2013.01.18
  あの空の下で
吉田修一 著
「担当者からのオススメ!」トップへ