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あすかオススメの本
『自由死刑』　島田雅彦　著

映像化を待ち望んでました！

　こう書いてしまうといかにも、宣伝っぽいと思われそうですが（宣伝でもあるんですが）、わたしが担当する集英社文庫の中で、「映像化されたら観てみたい作品ナンバー５」に入る、島田雅彦著・『自由死刑』が、ついに！　１月からフジテレビ系で連続ドラマ化（ドラマタイトルは「あしたの喜多善男」火曜夜１０時放映）と聞き、こりゃ、初回放映日が楽しみでっせ！と、今から１月８日を楽しみにしているあすかです。

『自由死刑』、なんだかインパクトのあるタイトル。
　最初、怖い話？なんて思ったり。

「一週間後に自殺すると決めた男が、死ぬ日までに欲望におもむくまま、好きなことして過ごす」
　この設定、面白いですよね。

　酒池肉林・誘拐・強盗…その他もろもろをやろうとし、最終日としての自殺までの道のりのあいだ、けったいな登場人物によって、心ならずもさまざまな妨害にあってしまう、喜多善男の「華麗なる」？一週間。

　死に向かっているのに、いつのまにか正反対の方向を向いている感が、いいです。
　とくに、脇役たちのキャラクターが、私は好きでした！
　この作品を、読んで思ったこと。
　本当に死にたいと思っている人が、この作品を読んだらどう思うか……？
　生きる希望が湧いてきて、勇気をもらった！なんて感想はないだろうけど、なんかこのまま生きててもいいかな、なんて思えるんじゃないかと、個人的には思いました。

　もし、あなたが、自由死刑を執行するなら…何します？

●	あすか
●	体育会系熱血宣伝ウーマン
●	島への旅とテニスが趣味で、本は自然の中で読むことが多い？？好きなジャンルは恋愛小説と、ノンフィクション！


	2008.04.18
	クアトロ・ラガッツィ（上・下）若桑みどり　著

	2007.12.14
	自由死刑島田雅彦　著

	2007.10.19
	『鉄道員（ぽっぽや）』収録短編「オリヲン座からの招待状」浅田次郎　著

	2007.07.20
	その腕に抱かれてサンドラ・ブラウン著秋月しのぶ訳

	2007.04.20
	鳥が教えてくれた空三宮麻由子著


	2007.01.19
	笑う招き猫山本幸久著


	2006.10.18
	寺暮らし森まゆみ著


	2006.07.20
	ワセダ三畳青春記高野秀行著


	2006.06.15
	雨鱒の川川上健一著