ムラタくんオススメの本
『となり町戦争』 三崎亜記 著 |
見えない戦争だからこそ感じる、リアル |
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新人作家・三崎亜記のデビュー作にして、一気にベストセラー作家に押し上げた名作です。
戦争を題材に描かれた小説は、たくさんあります。しかし、三崎亜記が描いた戦争小説は、それら作品とは大きく一線を画しています。なぜなら、作中に“戦争シーン”が出て来ないのです。
戦争でつきものの戦車や飛行機、ミサイルなどの兵器、そして兵隊さえも一切出てきません!!!
「これで、何が戦争小説なんだ!?」と、ツッコミを入れたアナタ! そんなアナタにこそ、絶対にこの小説をオススメします。
ちょっと内容をご紹介すると・・・
ある日、突然にとなり町との戦争がはじまる。しかし、銃声などは一切聞こえてこない。いつもと変わらない日常が過ぎていく。しかし、町の広報紙で発表される戦死者は確実に増え続ける。そんな現実感を全く抱けない「僕」に一通の任命書が届く・・・。
悲しいけど、今、現在も地球のどこかで戦争は行われています。そのことをほとんどの人は知らないわけではない。それでも、わたしたちは、平気で自分たちの日常を普通に暮らしています。
私もこれまで生きてきて“戦争”を現実に感じたことはありません。この小説を読んではじめて、戦争は身近で起こっているんだと再認識して、怖くなりました。
この作品は戦争を経験したことのない私たちが感じるべき“リアル”が見事に描かれていると思います。
ぜひとも、三崎亜記という新しい才能を堪能してください!
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ムラタくん |
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ウリは大声とやる気だけ。勢い任せの関西人販売担当 |
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上京して数年経っても、全く関西弁が抜けず、社内ではかなり浮いた存在。それにもめげず、大声で周りにツッコミを入れまくる。本格的に読書するようになったのが、大学時代から。若葉マークの私だから、好き嫌いもせずに全ジャンルを勉強中。毎日、読めば読むほど広がる本の世界に、仕事も忘れてダイブ中。 |
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