スガイッちオススメの本
『金のゆりかご』 北川歩実 著 |
眠れる衝撃作、ここに覚醒。究極の大どんでん返し! |
 |
|
この夏、日本中を席巻したものと言えば? 新型インフルエンザ、政権交代‥色々ありますが、やはりこの「金のゆりかご」ですね! …え、知らない? そんなあなたの目を覚醒させるべく、10年ほどの時を超えてこの作品はよみがえって参りました。
全国の書店員さんや書評家の方々を唸らせた読みごたえのある本格ミステリーです。
それでは、さっそく内容紹介を。
「金のゆりかご」と呼ばれる装置で天才脳を作り出すGCS幼児教育センター。
今はタクシー運転手をしている野上雄貴はそこで育てられ、一時は天才少年ともてはやされますが、自分の能力の限界を露呈し見捨てられた過去がある。だが、ある日GCS幼児教育センターから突如入社要請を受ける。
疑念をもった彼は、その真相を探るが、子供が次々と精神に錯乱をきたした事件が浮かび上がるばかりか、ある母親が失踪し殺人が起こり……。少年少女と彼らを取り巻く大人たちをめぐる黒い噂、事件……。
この作品は、ひとくちにミステリーという括りで語ることができず、早期幼児教育、天才論など様々な要素が複雑に絡まります。「天才とは」、「人の命とは」という人間の基本的な命題について深く切り込んでおり、(多くを語るとネタバレになってしまいますが)最後まで読む者を飽きさせません。
長編ということもあり相当のボリュームがありますが、ラストでは多数ちりばめた伏線を回収し、納得の結論に着地します。読んで後悔を感じることのない一作です。個人的には科学的な香りを感じる硬質なミステリーという印象を受けました。
本作は書店員さんの発掘によって日の目を見た作品です。そして新聞広告を中心に宣伝展開したところ、さらに火がつきました。時代設定は少し前になってきますが、科学的な言葉が古さを感じさせず、むしろ早期幼児教育のくだりは新鮮さすら感じます。
全国には平積みされている書店さんもまだ数多くあります。秋の夜長にぴったりの本です。読んでない方は是非チェックしてください。眠れぬ夜を過ごすことは間違いありません!
|
|
 |
● |
スガイッち |
● |
クールな酔っ払い系 宣伝担当 |
● |
とりあえずビールにはじまり焼酎、ワインとアルコールランプ以外は何でもアリ。酒にまつわる伝説多数。夢は、ウイスキーの似合うハードボイルドな大人の男。趣味は映画鑑賞とジャイアンツ。最近はまっているのは、海外探偵小説。今日も、オシャレな白い靴をはいて面白い本をハンティングする毎日。 |
|
 |
|