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アラーキーオススメの本 『狭小邸宅』 新庄 耕 著
アラーキーオススメの本

今日こそ辞める

「人生、山あり谷あり」とはよく言いますが、谷が地獄だったら本当に嫌ですよね。
仕事で辛いことや嫌なことを経験したことは皆さまあると思うんです。でもこの本を読めば「まだ自分はいい方かな」と感じられて、心が温まること間違いなし!(保証はしませんが)


大学を卒業して入社した会社は不動産会社。ノルマはきつい、上司からのプレッシャーもきつい、歩合給で給料もきつい、挨拶代わりの暴力もきつい。球界の至宝・王さんも真っ青の“きつい”四冠王を新人でいきなり達成した松尾くん。


そりゃ地獄です。毎日毎日「今日こそ辞める」と考えます。でも辞めたら小説も終わってしまうわけでして、松尾くん、あるきっかけで辞めません。なかなか根性あります。


この会社では「客に家を売る」ことを、「殺す」といいます。「その客、絶対ぶっ殺せよ」と上司に言われ、「はい、絶対殺します」と答える松尾くん。でもそんな簡単に家が売れるわけもなく、必死に日々がんばります。ドラマ化もされた『きょうは会社休みます。』のように、休みます、なんて言えません。彼はペンシルハウス(二十坪前後の狭い土地に建てられる狭小住宅)を売ろうと営業しますが、果たして売れるのか……?


安心してください、穿いてますよ。間違えました。安心してください、ラストは爽やかですよ。辛いだけの小説ではありません。松尾くんの成長を描いた青春小説であり、お仕事小説です。第36回すばる文学賞受賞作です。


不動産業界の関係者が「共感できる!」とネットでつぶやいたことでも話題になりました。毎日の仕事で疲れている方、おススメです。400円(税別)で気軽に買えて、通勤電車で一気読みできます。明日会社を辞める前に、ぜひ読んでください。

プロフィール
  • アラーキー
  • 常に何か食べてる宣伝担当
  • 大学で専攻していたのが「ラオス語」というだけで珍しがられ、就職戦線を乗り切った30代。食べ物も本も好き嫌いはなくて何でも好き。見たことのない食べ物があればとりあえず食べ、タイトルやカバーが良いと思った本はとりあえず買う。趣味は秘境駅巡りと野球観戦(カープファン)とバドミントン。
過去のオススメ!
  • 桜のような僕の恋人
    2017.03.17new 桜のような僕の恋人 宇山佳佑 著
  • 全一冊 小説 上杉鷹山
    2016.11.18 全一冊 小説 上杉鷹山 童門冬二 著
  • チア男子!!
    2016.06.23 チア男子!! 朝井リョウ 著
  • 無伴奏
    2016.02.19 無伴奏 小池真理子 著
  • 狭小邸宅
    2015.11.20 狭小邸宅 新庄 耕 著
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