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ミカちゃんオススメの本
『こころ』 夏目漱石 著
「こーとーゆーみん」って知ってる?
『こころ』を最初に読んだのは確か、小学校の終わりごろ。そのときには「ふ〜ん」って感じだったと思う。
二回目は中学のとき。ヘミングウェイにどっぷりはまっていた私は、ふっと日本の作品を読んでみたくなり、手に取った。そのときには
すごく感動した。
そして、「私の人生の究極は<高等遊民>になることだ!」と思ったんだった(「高等遊民」っていうのは夏目漱石が作った言葉で、「大学など高等教育機関を卒業しながらも経済的に不自由がないため、働かないで読書などをして過ごしているひと」のことです)。
高等遊民って、響きがものすごくかっこいい! なんだか<神様から選ばれて、一生遊んでいいよっていわれた特別なひと>っていう感じがいい! う〜〜ん、わかってなかったんだなぁ〜〜〜昔の私……。
それからは、『こころ』を何度読んだかわからない。(何度失くして、何度買いなおしたかわからない)その中で、集英社文庫版の『こころ』も一冊持っていた(←すでに過去形)。作品をわかりやすく解説した
「鑑賞」や「口絵」などオマケがたくさんついていて、
何度も読んだことのある私にも、とっても新鮮でした。
中学のころに出会っていたら、夏休みの読書感想文のとき大いに活用したのになぁと……(^^ゞ
『こころ』を読んだひとは、それぞれが色々なことを感じると思うから、わざとここに私の感想は書かないけれど、
何度も読みたくなる作品
というのは確かです。また、
夏目漱石についてとか、時代背景とかを知って読むともっと面白く読めると思う。
色々なことを考えさせられる作品なので、
一度目は絶対<10代の夏>に読んでほしいな!
もちろん、大人にもオススメです!
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ミカちゃん
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笑って、歌える脱力系販売担当
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社内でも有名な、愛され不思議ちゃんキャラ。 永遠の恋人はリチャード・ギア(>_<)
好きな食べ物はお寿司とステーキ。 好きなジャンルは、海外ハードボイルドミステリー。(とファッション誌大好き) 尊敬する人は夏目漱石とオードリー・ヘップバーン。 洋服を毎日変えるように読書傾向も変わるのが特徴。
2014.03.20
凍氷
ジェイムズ・トンプソン 著 /
高里 ひろ 訳
2013.10.18
第三の女
夏樹静子 著
2013.02.20
鍋奉行犯科帳
田中啓文 著
2012.09.20
第三の時効
横山秀夫 著
2012.02.20
怪しい隣人
小池真理子 著
2011.10.20
秋の猫
藤堂志津子 著
2011.3.18
無芸大食大睡眠
阿佐田哲也 著
2010.11.19
おばちゃまは飛び入りスパイ
ドロシー・ギルマン 著/柳沢 由実子 訳
2010.7.16
生きること 学ぶこと
広中平祐 著
2009.11.20
新選組 幕末の青嵐
木内 昇 著
2010.03.19
死ぬほど好き
林真理子 著
2009.08.20
弁護側の証人
小泉喜美子 著
2009.05.20
しのびよる月
逢坂 剛 著
2009.01.20
焚火の終わり 上・下
宮本 輝 著
2008.10.17
カスに向かって撃て!
ジャネット・イヴァノヴィッチ 著/細美遙子 訳
2008.06.26
レインレイン・ボウ
加納朋子 著
2008.03.19
百舌(もず)の叫ぶ夜
逢坂 剛 著
2008.01.18
森のなかのママ
井上荒野 著
2007.09.20
ベター・ハーフ
唯川 恵 著
2007.06.28
スローグッドバイ
石田衣良 著
2007.03.20
ショートソング
枡野浩一 著
2006.12.17
クリスマス・キャロル
ディケンズ 著/中川 敏 訳
2006.09.20
オロロ畑でつかまえて
荻原 浩著
2006.06.15
こころ
夏目漱石著