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『負けるのは美しく』 児玉 清 著
皆さん、こんにちは。
カピパラです。
今回ご紹介するのは俳優・司会業だけではなく、書評家としても活躍された児玉清さんの心を揺さぶる感動のエッセイ『負けるのは美しく』です。
エッセイには児玉さんの
人生
における
ターニングポイント
が数多く語られています。
そのなかでも私が好きなエピソードを3つ。
① 大学院への進学が決まっていたが、卒業式当日に母親が亡くなり、就職せざるを得なくなる。入社の気持ちがなかった東宝映画の試験を
パンツ姿
で受け、見事合格したこと!
② 東宝ニューフェイスとして泣かず飛ばずの時代に、同い年のスターに
「雑魚」
と呼ばれ、
一念発起
した瞬間!
③ 黒澤明監督から不真面目な役者のそしりを受け、『よおし、今に見ていろよ』と決意したとき!
20代という大人として飛躍していく時期に運命に左右されつつも、児玉さんが俳優として懸命に闘ってきた歴史を楽しむことが出来ます。その後のご活躍は皆さん、ご存知の通りです。
タイトルの『負けるのは美しく』にあるように、
懸命に闘ってきたからこそ「負ける」ことができる
のだと思います。「闘う」ことをしなければ「負ける」ことはありません。
そんな児玉さんの闘う意思を受け継いだのが36歳の若さにして亡くなられた娘の奈央子さんです。奈央子さんのエピソードは第5章「天国へ逝った娘」に詳しく綴られています。
(ご紹介するのが辛いので是非ご一読ください)
ともすれば、勝つことよりも
負けることが多い人生
において懸命に闘えば、
美しく負けること
が出来ると思わせてくれる1冊です。
「私もこういう生きたい!」
と思える
真摯なエッセイ
を是非お楽しみください。
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カピパラくん
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20代だが40代に間違われる笑顔が取り柄の販売担当
●
欲しいものを我慢出来ずに買ってしまう物欲のかたまり。
本はもちろん、洋服、文房具などとりあえず欲しいものは買ってから必要かどうか考えるタイプ。ちなみに「アッパー(UPPER)」が口グセ。
入社以来、10キロ以上太ったのでスーツだけは買うのを我慢。
乗り物好きなので鉄道・飛行機を舞台にした小説や旅エッセイで心の“トリップ”に出るのが好き。恋愛小説やお仕事小説を読んだときは自分の姿と重ねて物思いにふける。
2018.11.20
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2018.06.21
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バカが多いのには理由がある
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2016.10.20
激走! 日本アルプス大縦断 密着、トランスジャパンアルプスレース 富山〜静岡415km
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50歳、おしゃれ元年。
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2015.10.20
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負けるのは美しく
児玉 清 著
2013.01.18
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