よみもの・連載

あなたの隣にある沖縄

2. 本土復帰はしたけれど ──二つの碑文に込められた思い

澤宮 優Yu Sawamiya

参考文献
・屋良朝光ほか「座談会 大阪の中の沖縄 三世代のユンタク」(季刊・新沖縄フォーラムけーし風 第30号」2001年3月20日発行 新沖縄フォーラム刊行会議)
・「出稼ぎ少年の“おやじ”――沖縄の“後輩”のために再起の手助けをつづける 屋良朝光」(「青い海」1974年11月号 青い海出版社)
・「「基地のない島に」県人会の30人集う 沖縄復帰25周年」(「朝日新聞」1997年5月16日朝刊/大阪版)
・「普天間軍用地地主、心は反対 大阪沖縄県人会・屋良さん」(「朝日新聞」2010年11月26日朝刊/大阪版)
・「きょう此花で集会、豊中市が31日に 沖縄復帰25周年」(「朝日新聞」1997年5月15日朝刊/大阪版)
・「割れる郷里と二重写し(決断へ あと5日・名護市市民投票)」(「朝日新聞」1997年12月16日朝刊/西部版)
・「屋良朝光さんが死去 大阪県人会連合会で要職」(「琉球新報」2013年8月20日)
・「あす復帰44年 時計塔に詰まる父の思い 此花区県人会が寄贈 屋良さん「次世代に伝えたい」」(「毎日新聞」2016年5月14日/大阪版)
・小渡照生「「沖縄差別」の或る断面」(『琉球大学同窓会関西支部会報』第5号 2012年)
・小渡照生「「祖国復帰」と「沖縄復帰」」(『琉球大学同窓会関西支部会報』第10号 2017年)
・「沖縄の「屈辱はいまも」本土復帰へ奔走した2人が語る「4・28」」(「沖縄タイムス」2018年4月28日)


大阪市此花区の沖縄県祖国復帰記念時計塔

辺戸岬に建つ祖国復帰闘争碑

プロフィール

澤宮 優(さわみや・ゆう) 1964年熊本県生まれ。ノンフィクションライター。
青山学院大学文学部卒業後、早稲田大学第二文学部卒業。2003年に刊行された『巨人軍最強の捕手』で戦前の巨人軍の名捕手、吉原正喜の生涯を描き、第14回ミスノスポーツライター賞優秀賞を受賞。著書に『集団就職』『イップス』『炭鉱町に咲いた原貢野球 三池工業高校・甲子園優勝までの軌跡』『スッポンの河さん 伝説のスカウト河西俊雄』『バッティングピッチャー 背番号三桁のエースたち』『昭和十八年 幻の箱根駅伝 ゴールは靖国、そして戦地へ』『暴れ川と生きる』『二十四の瞳からのメッセージ』などがある。

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